HIVの彼女と出会った話

ネタ

引用元:http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1364266636/

もしスレがたったら話そうと思う
すごく長くなるかもしれないけど
この記事への反応
彼女と出会ったのは21歳の夏
俺の幼馴染であり親友であるアツシに紹介してもらったのがきっかけで知り合ったんだ
夏フェスのチケットが4枚当たったんだけど、暇だったら行かない?
と、アツシから誘われた。
俺は音楽はが大好きだったからもちろん一緒に行こうと思ったけど
残りの2枚のチケットでアツシが大学のサークルで知り合った女子を2人連れて行くとのことで、それを聞いたときは、
え…って思った。
俺は女子が苦手だった

好みのアーティストが沢山出ているフェスには行きたかったから、ちょっと迷ったけど行くことに決めたんだ

そのフェスは雨で中止になった
屋根あるから雨降っても決行
サマソニかフジロックか
正解!
自信はなかったけど夏フェスは行きたかったから、まぁなんとかなるだろうって自分に言い聞かせて参加することにしたんだよね
で、あとあと誘ってくれたアツシに聞いたら、俺の女っ気なさや興味のなさにものすごく心配をしてくれていたらしく
何かのきっかけになればって事でダメもとで俺を誘てくれたらしいw 夏フェスならきっと来てくれるんじゃないかと思って必死にチケット取ってくれたんだってさw
マジ良い奴w 余計なお世話ではあるけどw
最近サマソニあんまいいアーティストこないなー
見てるぞwww
俺の当時のスペック書いとく
21歳
170センチ 56キロ
普通科高校→大学文系
容姿は可もなく不可もなくといったところかな
学歴も可もなく不可もなく

大体5年前くらいのフェスで出会ったって事になるのかな
今年27ね

5年前の話なのか
女子と遊ぶなんて事は、その時の俺からしたらまぁ珍しい事だったし、夏フェスの日が近づいてくるにつれてすごく緊張していったのを覚えてる
物凄く可愛い子がきたらどうしよう…とかそういうのとは真逆で、俺なんかと一緒に行ってもつまらないだろうな…大丈夫なのかな…とかそういう心配ばかりが積もっていった
それでも容赦なく夏フェスの日は近づいてくる
本番3日前になってアツシから連絡がきた
『夏フェスのタイムテーブルを4人で決めよう!懇親会がてら居酒屋集合ね!』

おいおいまじかよ…
正直予想もしてなかった。
数多くのアーティストが出る夏フェスで、4人で見るものをそろえて、
まとまって行動したいから予定をたてませんか?居酒屋で会議しましょう!

って事なわけだから
夏フェス本番は女子と永遠に行動を共にしなければならない挙句
事前に居酒屋で仲良くなっておかなかければならない…俺にとってこんな仕打ちはない

まぁでもアツシの事を思うと俺も頑張るしかなかったから行ったんだ、居酒屋に。
そこに現れた女子2人

アキ
年齢は俺の1つ上(当時22歳)だけど大学入りなおしてるから学年は1つ下
152~3センチくらい
夏帆に少し似てる
サバサバ女子

ミホ
年齢は俺の1学年下(当時20歳)
148センチ?だったきがする
菅野美穂に少し似てる
だから名前もミホねw
とにかく周りに気をつかいまくってる

ミホ派
俺よりも年齢1つ上のアキが、それはもう…ものすごくサバサバしていてびっくりしたのを覚えてるよ
物事をなんでもハッキリと言うし、俺は内心(この人とは一生仲良くなることはないな…)って思ったくらいにサバサバ女子だった。
一方ミホは、常に
私はみんなに合わせるよ!っていう立ち位置で何でも楽しそうに
うん!うん!って頷いてた。
物凄く良い子にうんうん頷いてるのが凄く印象的だった

俗に言う合コンってこんな感じなのかな?とか思いながら全く酔う事もなく
一通り夏フェス本番の行動予定も組み終わってその日は解散した
この日の雰囲気のまま3日後の夏フェス本番を迎えてくれれば、 俺としてもなんとか楽しめそうな気配はあった
2人ともすごく良い人だったし、もしかしたらアツシから俺の症状とかを説明されてたのかもしれない
今考えてもアツシには本当に感謝しなければいけないと思う

第一印象としては、俺が興味ある女子かどうかは別として
まぁ二人とも一般的な意見として可愛いと思った
場所が居酒屋なわけだから当然酒を飲む
俺は緊張してかどうか分からないけど結構ハイペースで飲んだよ
それなのに全然酔っぱらわなかった

で、なんとか頑張って
「俺、この時間はこれ見たいんだけど…みんなはどう?」
とか、
「あ!このアーティスト気になってたんだよね」
とか、とにかくアツシに気をつかわせないためにも頑張った

これはアキルートか
で、ついに夏フェス当日
俺とアツシは車で女子2人が集合している場所まで迎えに行った
夏フェス会場は車で2時間程度走ったところにある
行きの車内では今日これから見るアーティストの楽曲達がエンドレスで流れていて
「この曲やってくれたら最高だなぁ」
「ほんとそれ!もし歌ってくれたら私泣いちゃうかも!」
といった感じですごく良い雰囲気だった
不思議とこの女子2人に対する恐怖心というか人見知りというか
そういう蟠りの様な気持ちはなくなっていた
これが音楽の力なのか、夏フェスの力なのか、アツシの力なのか分からないけど
フェス会場に到着。
「かんぱーい!」
買っておいた缶ビールを4人で乾杯した
女子軍団はデジカメで写真を撮りまくっている
そんななか俺は時代に乗り遅れたインスタントカメラを持参していた
恥ずかしかったなぁw
敷地内に入るとそこにはもう既にものすごい数の人がいて、あちこちへ向かって歩いていて、それを眺めているだけでも段々とテンションが上がってくるのが自分でもわかる
俺たち4人もお目当てのアーティストが出演するステージに移動して待機することにした
ステージを目の前にしてアーティストが登場するのを待っているときに
「あ!!もしかして俺君…、ああいう娘がタイプなの?」
と、ミホが俺にツンツンしながら不敵な笑みを浮かべてるw
やっぱ女怖いw

俺「いやいやw どうしたんだよ急に」
ミホ「えー?だって、あの娘をじーっと見ながらぼーっとしてたでしょ?」
俺「見てないよw 確かにぼーっとしてたかもしれないけど」
ミホ「そう?なら良いけどさっ 今日は楽しもうね!」

ミホはこの時、俺に気をつかっていたんだと思う
アツシから俺のトラウマの話を聞いていたのかどうかは分からないけど
ミホはこういう気配りができる人で、俺はすごく尊敬しているし、同時に自分が情けない奴だなと思った
会ったばかりの女の子に気をつかわせている自分が本当に情けなかった

フェスで見る好きなアーティストのライブはまだ一味違っていて、来て良かったな…と終始感じた
朝から酒を飲んでたのもあるけど
チャットモンチーの恋愛スピリッツっていう曲が心に響きすぎて号泣した

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