ワイが陸自を辞めるに至ったエピソード3選

ネタ

引用元:https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1729045648/

たまには自分語りしてええか?
この記事への反応
待ってるぞ
ワイは初級陸曹(いわゆる軍曹的なポジション)として陸士(下っ端)の雑用の勤務割りを作っていた
その雑用は土日関係なく毎日行わなきゃいけないことで、7人の陸士達に曜日の偏りができるだけないように考えてその仕事を均等に割り振った
だけど一人の陸士が「私は今月5回作業があるのに、4回の人がいる!」と騒いだ
ワイは「月毎じゃなくて月跨いで回数把握してるから大丈夫だよ」と伝えた
起床ラッパの後ホテルベッドメイキング
飯が管理栄養でもないのに量が決まってる
自由なし
先輩後輩理不尽暴力
一般兵は個室がない
こんなん聞いて入りたいやついないやろ
2ヶ月後「私は先月から9回作業したのに、8回の人がいる!」と騒いだ
ワイは「7人×9回の作業だと63回分になるんだから、そら2ヵ月で回数が少ない人は出る。でも年間通して回数管理してるから大丈夫だよ」と伝えた
こんなん数字すらわからないボーダーも紛れてるんやろな
女の怒りは収まらず隊長を交えてワイの勤務割りについて話し合うことになった
ワイがいくら事情を説明しても隊長は「ワイは中立だから」みたいなポジションで話し合いが進んでいき、最終的に隊長から
「2人1組で作業する日を作って月間の雑用回数をあわせろ」と言われた
それはただ単に陸士全体が損をする提案だったのでワイは抗議した
そしたら「勤務割りも作れないならお前が全部やれ」って隊長に怒られてワイはその日から転勤するまでの間その雑用を毎日一人でやる係になった
でも自主的に手伝ってくれる優しい陸士の子もいた☺️
こんな雑務のために真面目な自衛官が辞めなきゃいけないって、ちょっとまずいんじゃないの
朝食堂に行ってパン取って来るだけだからな😳
別にパン取りぐらいはいいけど、それをやらせる立場として無駄に2人に作業をさせたくはなかった
簡単には歯向かえないような厳しさがイッチにはなかった
人の上に立つ自覚が無いんや
まあそれはそうかもしれん
めんどくせーやついるとだるいな
2つ目

ワイは新隊員の教官役をしていた
新隊員が訓練をしている間に、残った教官らが居室(新隊員が寝泊りする部屋)の点検をすることになった
この居室点検の際に不備があった場合は自衛隊では「台風」などと称して、ロッカーひっくり返したり布団を床に放りなげたりする文化がある
でも今回の新隊員はみんないい子揃いで部屋を綺麗にしていた

ワイは「いやー綺麗にしてますね」と言った
そしたら一緒に回ってる陸士長が言った「確かに綺麗だけど舐められないように1回〆ときませんかw」
ワイは何を言っているかわからなかった

台風って防衛大だけやないの?
同行していた3曹も「おっいいねぇw」みたいなことを言い出す
そして彼らはロッカーをひっくり返し始めた
ワイは何をしているのかわからなかった

ワイはそれはおかしいだろ、と言い合いがはじまり教育隊長をしている幹部と話し合うことになった
幹部のスタンスは「新隊員には厳しく教育すべきだから別にそんぐらいしていい」みたいなスタンスだったのでワイは「これが厳しい教育だと言うなら付き合ってられませんね」と捨て台詞を吐いた
反抗したワイくんは「教育する気がないなら部隊に帰れ」と言われ助教を降板。部隊で数ヵ月外出禁止に処された

やっぱり脳筋猿ばかりなんやね
人間が入り込んで大変な目にあったってことか
3つ目

とある地域で大きめの地震が起きた
ワイは部隊に導入されたばかりの新機材(契約した民間回線を使って自衛隊の秘匿通信を通過させる装置)の教育を受けていたので、ワイは災害派遣の要員となった(他の人はその機材の使い方を覚えられなかったのでワイが毎回行かされた)

ワイが送られた場所は入浴支援の現場で、入浴支援をする部隊の通信を確保する為に同行した
ワイは機材を設置して、上級部隊と通信する為の内線電話を設置した
同行した部隊の隊長さんに「内線開通しました」と報告したら「ああ…そう、お疲れ」みたいな反応をされた
現場の部隊はスマホを使って通信をしていた

後から聞いたらワイの部隊の偉い人が「我々も是非災害派遣に参加させてほしい」と無理矢理枠をとってもらってワイがそこにいれられたらしい
結局ワイの引いた内線がワイが通信点検をする為だけに使われ、入浴支援している部隊に「こいつはなんの為にここに来たんだ」みたいな目で見られた
ちなみに入浴支援をした施設のすぐ近くに民間の銭湯だか温泉だかがあり「みんな大変な時期だから」と無料開放していたので、入浴者は物珍しさでやってきた数名だけだった

地味な内容だけどこれが一番効いた
ワイは別にそんな聖人じゃないけど少なくとも人の為に働いてるつもりだった
でも実際は割の仕事は誰にも求められていなかった
ワイはこれまで自分自身を「給料さえもらえればそれでいい」みたいなドライな人間だと思っていたけどそうじゃなかった
とても悲しい気持ちになってワイは自衛隊を辞めることにした

一見無駄のようにみえる仕事こそ本当の有事には最重要な仕事になるんだろうけどねまあ仕方ないね
まあ無理することもなかろう
こちらもおすすめです
タイトルとURLをコピーしました