中学生時代、選択肢を間違えて親友を死なせた話

ネタ

引用元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1622308001

勝手に昔語りさせてもらう
あれは俺が中学2年生の頃
この記事への反応
続きはよ
俺は引っ込み思案で優等生な普通の男だった
友だちは多くなく、親友と呼べる奴は小学校から一緒だった小村(仮)しかいなかった
後々この小村は死ぬことになる
当時中学校に入学したばかりの俺たちは、入る部活を決める必要があった
小学校の本棚にあった「チームふたり」に影響された俺たちは、軽率にも卓球部に入ろうと思った
体験入部にて

先輩「グラウンド10周!」
小村「いやムリだろ、吹奏楽部いくべ楽そうだから」
俺「(小村がそう言うなら……)」

てな具合で吹奏楽部に入部することに決まった

とにかく、そんなこんなで吹奏楽部に入部した
中1の間は、吹奏楽部でもプライベートでも小村とほとんど過ごしたと思う
中学の吹奏楽部は女がほとんどで、俺の世代では俺と小村以外に男はいなかった(もう1人いたけどすぐに辞めていった)
1個上の先輩には男が3人いて、いつも一緒にバカやってる面白い先輩だった
先輩達には何度も泣くほど笑わされたし、俺も小村もかわいがってもらっていた
しばらくの部活体験期間があって、俺たちは持ち楽器を決められた
俺はバスクラリネット、小村はチューバという、男子には低音楽器やらせとけばいいだろみたいな悪習マシマシの割り当てだったが、まあその頃の俺に不満はなかった
なぜなら、低音楽器は低音パートで一括りにされるので、小村と同じ部屋で練習できるからだ
その部屋には、同じような理由で低音楽器を割り当てられた男の先輩の1人(仮に後藤とする)もいた
これは吹部あるあるなんだが、低音パートにはたいていの場合男子が集中する
男子は吹部では少数派の変人なので、低音パートは他の楽器のパートと比べて部の中で浮いた存在になりやすい
中学の低音パートはまさにそんな感じで、長編人の後藤先輩を筆頭格にイカれた女の先輩も数人いて、後藤先輩に会いにくるもう2人の男の先輩も頻繁に出入りしていたので、お世辞にも真面目に練習してるとは言い難いパートだった
ただ、そのぶんパートの中の人はみんな仲良しだったし、後藤先輩繋がりでもう2人の男先輩も低音パートになじんでいた
俺と小村も、ほどなくして先輩たちに気に入ってもらえた
小村はさっき言った通り話が上手いから、先輩たちにはすぐに面白がられてたし、俺は俺でどもりがちクソ陰キャなのが逆にウケて可愛がられた
中1の間は普通に安寧の期間だった
先輩とは仲良くなり、一緒に初詣に行ったりした
パートリーダーの女の先輩(変人ぞろいの低音パートで唯一の常識人だった)に勝手に片思いしたりもしたけど、別に告白するでもなく、後藤先輩と付き合ってる疑惑に身を振るわせたりした
吹部の同期で仲良くなった女の子がいて、小村と俺とその子でよく遊んだ
話に関係ないから詳しく書かないけど、その子はめっちゃメンヘラで自意識過剰のマセガキだったので、結局1年で絶交することになる
適当に書いてくけど、先に言っとくと結構長いぞ
目頭が熱くなっよ
本題は中2以降
金森という女友達を失った俺は、小村の周りの女友達や男友達と適当に仲良くなっていた
そんなとき、うちの吹部に転校生がやってきた
彼女の名前を山下(仮)としよう
最後だけ先に書いてくれ
小村が死ぬ
山下はファゴットを割り当てられ、俺や小村と同じく低音パートに入ってきた
1年生の段階で転校してきていて、人づてに小村とも仲良くなっていたらしい
俺は中2ではじめて山下とまともにしゃべるようになった
見てるからはよ完結させて
吹奏楽部のこと吹部ってマンガの中でしかみたことない
普通に吹部っていうの?
言うでしょ
お前らそんなに長文読むのいやかよ
何とか短くまとめるけどさ
続きあくしろよ
めっちゃ気になる
そんで俺はお察しの通り山下に惚れた
山下と小村の2人とは、その後中2の間ずっと仲良く過ごした
下校の時に一緒に帰って、空き地で何時間もおしゃべりした
夏は薄暗くなるまで、冬は真っ暗な中で白い息吐きながら話してた
書き溜めは無しか?
暇だから朝まで付き合うが
書き溜めは申し訳ないけどしてない
質問とか分かりにくいとこあったらレスしてくれ
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