引用元:https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1396675161/
長いけど
俺「もちろん断ったよ!俺がきゃりーを裏切るわけ無いじゃん!」
きゃりー「……」
俯いて黙り込んでしまったきゃりーを見て、こんな話しした事死ぬほど後悔した
華やかで友達も多く、俺の前に何人か彼氏のいたきゃりーに、俺だってモテるんだ油断するなよと遠回しに言いたかった気持ちもあった
俺「きゃりー…」
きゃりーは泣いていた
きゃりー「私がなかなか会う時間作れないから…俺くんが他の女の子に行っちゃっても、私は何も言えない…ごめんね…」
何を言ってるんだ!マメに連絡くれるしいつも俺を気にかけてくれてるじゃないか!夢を追いかけてるきゃりーが好きなんじゃないか!と言いたかったがその前に俺はきゃりーを抱きしめていた
「俺くん、もっとこういうシャツとか着てみたら?」
「髪とか染めてみたら?」
「ネックレスとか何かアクセ着けてみたら?」
「うちの師匠はこういうのが今流行ってるって言ってたよ」
今まで俺をあるがまま受け入れてくれてると思ってたから、他の男と比較して俺をそいつに近づけようとしてくるきゃりーに俺は不信感を抱いた
というかこいつ、俺よりその師匠が好きなんじゃないのかと思い始めた
冗談ぽく、かつズバリ、きゃりーに聞いた
俺「きゃりー、俺よりその男の方が好きなんじゃないの?www」
きゃりー「……」
きゃりーは俯いて黙り込んだ
この光景は見覚えがあった
俺が逆ナンされた話をした時と同じだ
しかし状況が違いすぎる
今黙り込まないでくれよ!否定してくれよ!笑ってくれよ!冗談にしてくれよ!
俺の願いも虚しく、きゃりーはあの時と同じように、ボタボタと涙をこぼした
振った男におなねたにされるなんて…。
きゃりー「どうしてるかなぁと思って」
俺「働いてるよ、今は就職して一人暮らししてるんだ」
きゃりー「そっかぁ…」
別れた時はひとつも内定が決まってなかったから、俺が今働いてることも実家を出た事も当然知らなかったきゃりーは、驚いていたようだった
きゃりー「会えないかな?」
俺「会える会える会える会える!いつ?どこ?」
きゃりー「明日とか…」
俺「ちょうど休み!明日休み!俺の一人暮らしの家見に来ない?!」
きゃりー「どこ?」
俺「きゃりーんちからだと電車で30分くらいだけど交通費出すよ!おいでよ!何にもないけど!」
きゃりー「いいよ交通費はwwwじゃあ俺くんちで何かごはん作ってあげるよ」
嬉しすぎて死んでも良いと思った
続き
そして翌日きゃりーはやってきた
久しぶりだったが、変わらず色白でぽっちゃりしてて、可愛かった
でもきゃりーは俺を見るなり、「俺くん変わったね」と言った
俺「そう?」
きゃりー「うん、かっこよくなった 社会人になったからなのかな ビックリした」
別れた彼女に再会してかっこよくなったって言われるってめちゃめちゃ嬉しいものなんだな
髪型とか服装とか特別何かを変えたわけじゃないけど、別れた後俺が頑張ってきたのがきゃりーに認められたような気がして、ほんとに嬉しかった
それからスーパーで買い物して家に来て、きゃりーは「キッチン狭くて使いにくいw」と言いながら、煮物と焼き魚とおひたしと味噌汁を作ってくれた
簡単なものばっかりでゴメンときゃりーは言ったが、社会人になってからコンビニ飯しか食ってなかった俺が感動して泣きそうになったのは言うまでもない
俺「うまい!うまいよ!」
きゃりー「落ち着いてwww」
病気やないかキミ