昔々山に大猿がおりました。心優しい猿でたまに村の百姓の力仕事を手伝っておりました。

ネタ

引用元:https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1728067608/

関心した百姓は「うちは息子がおらんけ、お前を婿をとるけ嫁ごさもらってけろ」といいました
もちろん冗談で百姓の娘はそれを聞いてけらけら笑いました
その日から大猿は雨の日も風の日も毎日百姓を手伝うようになりました
この記事への反応
これ百姓が悪いやろ
大猿に感情移入してしまうわ
なんかキレてて草
元ネタ知らんけどその後大猿がキレるんか?
娘に初潮が来た日に大猿が娘を山に連れて行こうとする
それで怒った百姓が斧で大猿の片腕を斬りおとすんや
猿は山に逃げていくんやけどその日以来娘が毎日山から片腕の猿が降りてきてさらおうとするって騒ぐんや
なんか火の鳥の我王思い出したわ
で気がおかしくなった娘は谷から身を投げて自殺するんやけど
それからも毎日片腕の猿の影に百姓は怯えて暮らすことになる
とうとう百姓は山狩りをして片腕の猿を捕まえるんやけど
捕まえた猿を斧でバラバラにしてその死体を娘が身投げした谷から投げ落とすんや
娘が発狂して生き返りそう
谷から猿の死体を投げ落としたのはええけど猿の頭だけが木に引っ掛かって残るんや
でその猿の頭を百姓は毎日見に行ってまだ落ちないかまだ落ちないかって言うようになるんや
猿の頭はとっくに腐って髑髏になるんやけどいつまでも木に引っ掛かって残って風が吹くたびにカラカラと音を立てるんや
その音を聞いてるうちに百姓も発狂して猿の髑髏を落とそうと谷から手を伸ばして落ちて死んでしまうんや
それで百姓の家には誰もおらんくなったげな
どっぴんしゃん
なんて昔話や
タイトルはないけど地元の昔話や
って話や
これ百姓が変な冗談言わなきゃ良かった話やろ
よく聞くと大猿何も悪くないやん
少なくとも人の言葉理解できるのに嫌がる娘を無理矢理連れていく猿が悪い
落ちがあるようで落ちが無い話やな
大猿かわいそうって思うのワイだけか?
この話の教訓は軽はずみに約束するなってことなんかな
エルム街の悪魔みを感じる
大猿は多分身分が低い人間なんやろな
元々は心優しい猿だったのに
いきなり百姓から見ると恐怖の存在になるギャップが怖いわ
大猿も元々は献身意識で手伝ってけど約束によってそれが見返りのための努力に変化するってことが物語の肝なんちゃうかな
共同体精神から利己意識への移り変わりというか
それがなければ大猿も娘を奪おうとしたりせんかったやろうし
大猿を人間として捉えるか獣として捉えるかで話が変わってくる
人間なら冗談を真に受けて娘の気持ちを微塵も考えなかった猿が悪いとなるけど
獣なら冗談でも娘という餌をチラつかせた百姓にも責任がある
獣は欲を刺激すると理性で制御できないのは分かりきっているし
猿だからって百姓は下に見てるんやろな結局
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